シロアリ Q&A
あなたの家にも、シロアリが棲んでいるかもしれません。
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シロアリ目(等翅目)は普通、シロアリ、ノコギリシロアリ、ミゾガシラシロアリ、シュウカクシロアリ、オオシロアリ、レイビシロアリ、ムカシシロアリの7科に分けられます。日本には、シロアリ、ミゾガシラシロアリ、オオシロアリ、レイビシロアリの4科が棲息しています。この中で、日本に広く分布し家屋に被害を及ぼす代表的な種は、ミゾガシラシロアリ科に属するイエシロアリとヤマトシロアリ。イエシロアリは世界中のシロアリの中でももっとも加害の激しい種といわれ、建物全体に加害します。ヤマトシロアリは、比較的低温にも耐えるため、北は北海道旭川まで分布している建造物の大害虫です。
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シロアリの栄養源は、木材や紙に含まれるセルロース類やヘミセルロース類。ですから、ゴムやプラスチックなどは食べません。しかし、シロアリが土の中にトンネルを掘って餌場にたどりつくエネルギーは大変なもので、途中の障害物は噛み破って進んでいきます。そうした理由により、工場などではときどき地下ケーブルに穴が開けられ、大きな被害を出すことがあります。
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木造家屋はすべてシロアリの被害を受ける可能性がありますが、中でも特に次のような特徴の家は注意が必要です。
(1) 床下が低く風の通りが悪い。
(2) 地下水位の高い場所がある(シロアリはジメジメしたところを好むため)。
(3) 庭に池がある。
(4) 木の塀や物置がある。
(5) 軒下に家具や廃材を放置している。
(6) 落ち葉などの掃除をあまり行わない。
(7) 森や林の近くに家がある。
(8) 断熱材を地表面近くまで取り付けている。
(9) ソーラーシステムの為、薬剤散布ができない。
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日常のシロアリ予防策としては、次のことがあげられます。
(1) 建築時に床下に放置されていた廃材にシロアリがつき、そこから被害が広がる例が多いので、家屋周辺にシロアリの餌になるものを放置しない。
(2) 雨漏りや結露などでいつも湿っている場所は、シロアリの被害を受けやすいので、早期修繕を心掛ける。
(3) 床下空気の流れを妨げるものを片づけるなどし、できるだけ換気をよくして湿気を取り除く。
(4) シロアリの採餌範囲は広い(イエシロアリでは100mくらい)ので、近くでシロアリの被害があったときは気をつける。
(5) 専門の防除会社に施工を頼む。
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一度棲みついてしまったコロニー(シロアリの巣)は、自然にいなくなることはありません。また、シロアリは外から見えないところで集団で食害するので、被害の進行は意外に早いのです。もしも家にシロアリがいることがわかったら、すぐに施行業者に点検と駆除を依頼してください。
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これまでは、防蟻剤を床下に撒いたり、木部に塗布してシロアリの侵入を防ぐバリアー工法が主体でした。これは少しでも処理膜が壊れると効果が薄れ、大量の薬剤を用いる点も問題でした。またシロアリがトンネルを掘らないように、床下に細かい砕石を厚く敷く、コンクリートで覆うなどの方法もありますが、これらは新築時にしかできず、効果も確実とはいえません。最近は、職蟻が採餌活動をして巣の仲間に給餌する習性を利用した駆除方法が、開発されました。これは、職蟻が薬剤を持ち帰りコロニー(シロアリの巣)自体を壊滅させるものです。バリアー工法と較べると薬剤の使用量が非常に少量。セントリコン*・システムがそれで、効果の確実性や安全性などにより米国をはじめ世界中で利用者が増えています。
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シロアリはいつも新しい餌場を探し回っています。そしてどんな隙間からでも侵入できるので、新築だから大丈夫とはいえません。シロアリは目に触れにくいため被害になかなか気づかず、家に棲みついてから加速度的に被害が進行するので、常にシロアリの活動を監視して大きな被害になる前に確実に駆除する必要があります。セントリコン*・システムは、シロアリの活動を調査し、駆除し、再侵入を防ぐまったく新しい防除システム。家屋を傷めつけぬ工法であり、新築の家のシロアリ予防には最適といえるでしょう。